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愛犬「大将」の肥満細胞腫闘病日誌



【家族の決断と責任】

大将が肥満細胞腫との診断結果を受けてから、
私達は掛かり付けの獣医師をはじめ、インターネット通じて色々な獣医師への相談、
そして川崎にある、日本でも最大級の腫瘍専門病院にも連れて行き、検査を受けさせました。
それは私達家族がこの子に最善の治療を施したいと思う気持ちと、色々な先生方の
診断を仰ぎたいと思ったからです。

まず、腫瘍に関して有名な川崎にある動物病院を訪ねました。
そちらの病院には以前この子の母犬(ヤヤ 享年11歳)も診療して頂き、
その際、診察してくださった院長先生が初対面にも関わらず、涙を流しながら
ヤヤを診察して下さったのを私は昨日のように覚え、感動した事が訪れるきっかけでした。

[血液検査・エコー検査・心電図・レントゲン・便・尿検査]と一通り検査を受けました。

そちらの獣医師の話では
「出来る限り早期に腫瘍を摘出する外科的手術を施すことが最善の診療」
との所見でした。

もちろん私達家族も14歳と8ヶ月だからといって【延命治療】を求め診察に訪れた
のでは無く、完治を望んでの診療だったので、【根元治療】をする以上、
外科的手術(腫瘍摘出手術)は避けては通れない道だと言う事は
十分に分かっていましたし望んでもいました。
出来ることなら今この場所で腫瘍を取って頂きたいと思ったくらいです。

しかし・・・

その後、獣医師から手術を施した際のリスクもあわせて聞かされました。

獣医師の話では
「診断の結果、僧坊弁閉鎖症をわずらっているので手術は非常に難しいものになる」と・・・

この子が生まれつき心臓が悪いことは知っていました。
この子の母親も、兄弟も皆心臓病を持っていたので、毎日の投薬は欠かせませんでした。

私は恐る恐る「手術中に亡くなる確立もあるんですかと?」と尋ねると、
その獣医師は「五分五分だと思ってください」との返事が返ってきました。

五分五分・・・?

もし今、手術したとしたら、2時間後にこの子と生きて会える確立は50%・・・

もしかしたら2時間後には一生会えなくなっちゃうの?

そんな考えが私と妻を襲い、到底その場で判断することなど私達夫婦には出来ませんでした。

その獣医師に「今この場で判断をすることが出来ないので、一旦連れて帰ります。お返事は
明日、必ず電話にて伝えます」と言い残し、そちらの病院を後にしました。

帰路の車中では、今後の治療に対してどのような道を選ぶべきなのかお互の思いを
ぶつけ合い話し合いましたが、無論直ぐに答えなど出るわけも無く、
後部座席でスヤスヤと寝ている我が子に何をして上げられるのか・・・

この子は私達に何を望んでいるのか・・・

と言葉では到底言い表すことが出来ない気持ちに陥りながら帰宅しました。

しかし、私達は逃げたくても決して逃げられない、決断をしなければならないのです。




大将と旅行に行った記録!